LPガスとは
LPガスとは
LPガスとは Liquefied(液化)Petroleum(石油)Gas(ガス)の頭文字をとった液化石油ガスの略称です。主にプロパン(C3H8)を主成分としています。
CO2発生量が相対的に少なく、地球温暖化防止に貢献するクリーンエネルギーです。
LPガスの性質・特徴
- LPガスは常温常圧では気体ですが、圧力を加えたり、冷却すると液体になります。
液体にすると気体時の体積の約250分の1になるので可搬性に優れ、比較的どのような地域でもいち早く供給することができます。 - LPガスは空気より重いので、ガスが漏れると床面など低いところに滞留します。
- LPガスは1㎥当たりのカロリーが約24,000Kcalと都市ガスの2倍以上の高カロリーです。例えば同じ量のお湯を沸かす場合、プロパンガスでは1㎥で沸くのに対して、都市ガスでは2.23㎥が必要になります。強火が必要な飲食店や製造工場などで、プロパンガスの利用が多いのはそのためです。
- 長大な埋設導管を通じて供給される都市ガスと異なり自立分散型エネルギーであるため、災害などの非常時にも強いエネルギーです。(過去の大震災の早期復旧にも貢献しました。)⇒非常用発電システム
- LPガスは、本来無臭なものですが、強制的に臭いをつけています。着臭の目的は、万が一、LPガスが大気中に漏れた場合、その濃度が1000分の1という微量なものでも、くさい臭いとして人が感知できるようにしたものです。
安心を支える器具
リボンガスでは法令で定められた点検に加え、月々の検針時の安全確認を徹底しています。それに加えてLPガスを安心してお使いいただくために使用している器具を紹介します。
マイコンメータ
ガスもれなどLPガスの流れに異常があると、ガスメータに内蔵されたマイコンと遮断弁が働き、ガスを遮断します。
ヒューズガス栓
ゴム管がはずれたり、ガス栓が誤って開かれガスが流れた時に、自動的にガスの通路を遮断しガスを止めます。
ガスもれ警報器
ガスもれをすばやく感知し、ブザーや音声で知らせます。
各ガス器具自体の安全機能も充実
現在のガス器具は安全性が非常に高くなっております。コンロはSIセンサーといい、天ぷら油の発火を防ぐ過熱防止装置や、火の消し忘れ時の消火機能、吹きこぼれなどで火が消えた場合、ガスを止める安全装置を標準搭載。給湯器やファンヒーターも十分な安全装置が備わっています。
LPガス供給は非常に安全性が高い設備といえますが、
ガスを正しく使おうという意識はもちろん大切です。安全に関して気になったことがあれば、すぐにお問い合わせください。